タカネビランジ高山植物_タカネビランジ 2005.8.20本日は南アルプス特産の高山植物_タカネビランジ(高嶺ビランジ)のお話です。 絵は、小聖岳に咲くタカネビランジを描いたのものです。 南アルプスの登山では、特に人気のナデシコ科の植物です。 雨の行程やガスっていても、足元に咲くこの花を見落とすことはなく、どこに咲いていても、「あっ、タカネビランジ!」と 皆から声がでるほどです。 花が、こんもりと30cmばかりの束となって群がって咲いていますので、見逃すことはありません。 ただ、この小聖岳(2662m)では西斜面の崖っぷちに咲いていますので、撮影でも危険な箇所です。 このあと、兎岳山頂(2818m)でも見かけました。 鳳凰三山(北部南アルプス-地蔵岳、観音岳、薬師岳)でよくみる花でもあります。 日記_2005.8.11の《事典》を再掲します。 事典: ビランジ keiskei Miq.var.minor Ohwi si Ohashi ナデシコ科 山中の岩場などに生える多年草で、本州中部の特産。茎は群生し、斜めに立ち上がり、高さ20cmくらい。葉は披針形で先端は鋭く尖る。7月から9月にかけて、細長い花柄(かへい)の頂に直径2.5cmくらいの淡紅紫色の美しい花が咲く。 タカネビランジ(高嶺ビランジ)(var.akaishialpina Ohwi ei Ohashi):南アルプスの高山帯(鳳凰三山など)には、草丈が低く、花が単生し、直径3,4cm、がくに軟毛がある。 学名に赤石アルプスとあるように日本の南アルプス特産の植物のようです。 明日から、乗鞍青年の家に2,3日用事で行きます。 今後、高山市内、飛騨市内の花の景色や、中央アルプス、上記鳳凰三山などを描いていきます。 早いものです。 ススキなどの秋の絵が描ける季節となってきます。 楽しみな季節になってきそうです。 |